【難治性の腰痛・股関節・膝関節痛と戦う】大阪市東住吉区うえ接骨院です。
腰痛に悩む人は多く、厚生労働省の調査でも「自覚症状のある不調」の上位に常に腰痛が挙げられています。
日常生活や仕事に支障をきたす場合もあり、慢性化すると気分が落ち込んだり、活動量が低下したりすることもあります。
腰痛の原因は一つではなく、複数の要因が絡み合っていることが多いです。
原因を理解し、自分の癖や生活習慣を見直すことが、改善に向けて大切になります。
ここでは、代表的な腰痛の原因を整理しながら、なぜレントゲン検査では異常が見つからないのに痛みが続くのか、その理由についても解説します。
骨格や筋肉による腰痛がもっとも多い理由
腰痛の大半は、骨格や筋肉のバランスが崩れることで起こると言われています。
体は常に重力を受けていますが、理想的な姿勢で生活できる人は多くありません。
パソコン作業やスマートフォンの使用が長くなると、背中が丸まったり骨盤が傾いたりすることがあります。
その結果、腰回りの筋肉へ負担が蓄積し、痛みにつながります。
筋肉は疲労すると硬くなり、血流が悪くなります。血流不足は老廃物を排出しにくくし、さらに筋肉が硬くなるという悪循環を引き起こします。
これが慢性的な腰痛の背景にあることが多いです。
姿勢の癖は無意識で繰り返されるため、痛みが出るころには長期間の蓄積がある場合がほとんどです。
レントゲンに写らない腰痛とは?
腰痛を感じて病院で検査をしても「骨に異常はありません」と言われることがあります。
原因がわからないまま痛みだけが続くと、不安に感じる人もいるかもしれません。
レントゲンは骨の状態を確認するには適していますが、筋肉や靭帯、神経の緊張、炎症までは詳細に測定できません。
つまり、筋肉や関節の硬さ、骨盤のゆがみ、背骨の動きの癖といった機能的問題は画像診断では把握しにくい場合があります。
そのため、検査で異常が見つからなくても痛みがある場合、身体の使い方や姿勢、筋肉バランスの乱れが大きく関係していることが考えられます。
内臓からくる腰痛もある
腰痛の原因の一部には、内臓の働きや疾患が関係していることもあります。
腎臓、消化器、婦人科系臓器などが影響すると、腰に重く鈍い痛みや不快感が表れることがあります。
内臓は体を支える深層筋や神経と密接につながっており、内臓疲労が腰周りの筋緊張につながることもあります。
内臓由来の痛みは運動で軽減しにくく、痛みの場所が移動することも特徴です。
慢性的な腰痛でも、強い痛みや違和感、発熱、しびれを伴う場合は、まず医療機関の受診が推奨されます。
心の状態が腰痛へ影響する理由
近年の研究では、ストレスや不安、睡眠不足など心理面と腰痛の関係も注目されています。
体はストレスを感じると筋肉が緊張し、防御反応が起こります。
特に腰回りや背中は力が入りやすく、これが慢性的な筋緊張や痛みにつながることがあります。
また、痛みが続くと脳がその刺激を過敏に感じ取るようになる場合があります。
痛みが完全に機械的なものだけでなく、脳の認識によって拡大されることもあります。
この場合、身体への施術だけでなく、生活リズムの安定やリラックス方法の見直しが役立つことがあります。
腰痛改善のためにできること
腰痛改善には、次のような取り組みが役立ちます。
・姿勢や体の使い方を見直す
・硬くなった筋肉をゆるめる
・弱くなっている筋肉を適度に使う
・無理なく動ける体のバランスを整える
痛みが出てから対処するのではなく、日常の癖を変えることが大切です。
まとめ
腰痛は原因が一つとは限らず、生活習慣や姿勢、心理状態など複数の要素が関わっています。
検査で異常が見つからなくても、痛みを感じている時点で体はサインを出しています。
自分の体に意識を向け、じっくり向き合うことが改善の第一歩です。
無理なく続けられるケアを取り入れながら、腰の負担を減らしていくことが大切です。
関連ページ:腰痛を引き起こす5つの要因
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